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【動画】中国軍が導入したと指摘されているロボット犬のパフォーマンス=畑宗太郎撮影

 犬、鳥、エイ――。動物型ロボットを軍事活動や監視任務に利用する動きが、中国や米国などで目立っている。建物内や険しい地形で兵士を攻撃したり、自然の動物だと思わせて反体制的な人物を監視したりできるとされる。私たちの社会が、SFの世界に近づきつつある。

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 8月下旬、北京で開かれたロボット展示会。中国企業「杭州宇樹科技(ユニツリー)」のブースで、ロボット犬のパフォーマンスが行われていた。

 体長70センチの銀色のロボット犬が、くるっと宙返りをして華麗に着地。逆立ちなども披露して運動性能の高さを誇示すると、観客から驚きの声が上がった。

写真・図版
杭州宇樹科技(ユニツリー)が開発したロボット犬「Go2」。宙返りもできる=2024年8月22日、北京、畑宗太郎撮影

 2021年にシリーズ初代がデビュー。価格は1万元(約20万円)前後で、日米などでもネット販売されている。同社は世界のロボット犬市場の半分以上のシェアがあるという。

 しかし、同社のロボット犬は民生の愛玩用として話題となる一方で、軍事利用が進められている可能性が指摘されている。

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