中国の習近平(シーチンピン)国家主席は17日、東南アジア外遊の最後の訪問地、カンボジアでフン・マネット首相と会談した。政治・経済的な連携に加え、安全保障面で協力を進めることを確認し、蜜月を演出する。
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習氏は17日の現地紙への寄稿で、両国は「鉄壁の友情」を築いてきたと表明。民主化運動などで体制変革を図る「カラー革命」の押さえ込みのために協力や交流を強化すると言及し、西側諸国への対抗を意識しつつ連携を呼びかけた。軍事面では「共同訓練や演習を強化」し、「ともに地域や世界の平和を促進する」と主張した。
一方、フン・マネット氏も習氏の訪問を控えた16日、SNSに投稿した動画で「鉄壁の友情」に言及し、中国がカンボジアの発展に「決定的な役割を果たしている」と述べた。
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