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取材に応じる趙春山・淡江大学名誉教授=2024年4月16日、台北、高田正幸撮影
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 今月20日、台湾民進党の頼清徳(ライチントー)副総統が新たな総統に就任します。新政権の誕生によって中台関係はいかに変化するのでしょうか。中台関係に詳しく、かつて蔡英文(ツァイインウェン)総統の就任演説の内容に提案をしたこともあるという台湾の趙春山・淡江大学名誉教授は、頼氏が20日に行う演説が「非常に重要だ」と指摘します。

  • 台湾の頼新総統が20日に就任演説、なに語る?対中関係に影響

――頼氏は蔡氏の路線を「引き継ぐ」と表明していますね。

 蔡政権の8年間、両岸(中台)で戦争は起きていません。頼政権も蔡路線を引き継げば、同じように進むものと考えているのでしょう。ただ、時代は変わりました。

台湾の民進党政権とは公的な対話をしてこなかった中国共産党ですが、趙氏によると、最近変化の兆しが見えるといいます。

 大陸(中国)は20大(20…

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