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握手をする聖カタリナの浮田宏行監督(右)と岡山学芸館の佐藤貴博監督=2024年8月6日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場、中川壮撮影

 7日開幕した第106回全国高校野球選手権大会で、愛媛代表の聖カタリナは第4日第3試合(10日午後1時10分開始予定)で、岡山学芸館(岡山)と1回戦を戦う。初戦を前に両チームの監督に意気込みなどを聞いた。

 ――相手チームの印象は

 聖カタリナ・浮田宏行監督 岡山県のレベルは非常に高い印象があります。ピッチャーの沖田君、丹羽君は非常に安定してますし、打線も古謝君や坂本君ら、上位から下位までつないでくる。うちの戦い方と似ていると思う。僅差(きんさ)で何とかついていきながら、ちょっとしたチャンスを生かしていければ。

 岡山学芸館・佐藤貴博監督 チームカラーが似ている。特に1、2番の出塁が得点に絡み、2番の足が非常に速い。小技も中軸から9番までみんなしてくる。楽しんで野球をやっているなあという印象が強い。のってくると手がつけられなくなる。走塁を止められるかがポイントになる。

 ――自分たちのチームのキープレーヤーは

 浮田 やはりピッチャーの有馬。立ち上がりが不安なんですけども、そこを乗り越えて、ある程度自分のピッチングさえできたらと期待している。ピッチャーを中心に、守りで自滅しないように試合を進めていければ。

 佐藤 うちもピッチャー。沖田、丹羽の右2枚と、カタリナさんは左バッターが多いので、青中、永田という左をどこで起用するか。打線では1番の古謝。岡山大会は厳しいマークの中で結果を出した。

 ――何点勝負?

 浮田 本当に僅差(きんさ)、1点勝負になるんじゃないかと。逆に、1点勝負じゃないとうちに勝ち目はないと思います。もし負けるとしたら、3点差、5点差あけられて負ける。

 佐藤 間違いなく接戦になる。中四国の近県同士という意識がどう試合展開の中で出てくるか。4―3とか、5―4というゲームではないかなと考えています。

 ――改めて初戦への意気込みを

 浮田 自分たちの野球がどこまでできるか。初出場なので時間が過ぎるのを早く感じると思う。試合の入りまでを大事に考え、準備は怠らないようにやりたいと思います。

 佐藤 先を見るのではなく、攻撃でも守りでも、そのイニングの3アウトを大切にしたい。みなさんがもう一回見たくなるようなゲームをできればいいと思います。(中川壮)

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