高校野球の発展に尽くした指導者に贈られる育成功労賞の表彰式が15日、阪神甲子園球場であり、秋田の今年度の受賞者となった能代の責任教師、納谷聡さん(61)が記念の盾を受け取った。
指導歴38年余り。1992年、監督として母校の能代を全国選手権大会に導いた。表彰式では久々に甲子園のグラウンドに立ち、当時のように観客がいっぱいのスタンドに圧倒されたという。
「この環境で野球をやれるのは素晴らしいこと。改めて甲子園の良さを感じた。(生徒たちは)熱く目指してほしい」
育成功労賞は全国都道府県から故人を含む49人が選ばれ、納谷さんは受賞者代表8人の1人として表彰式に出席した。