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参院本会議で質問に答弁する石破茂首相=2025年4月18日午前10時40分、岩下毅撮影

 サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御(ACD)」を導入するための関連法案が18日、参院本会議で審議入りした。法案は、憲法21条が保障する「通信の秘密」について「不当に制限することはあってはならない」と明記する修正を経て8日に衆院を通過。参院審議でも、個人のプライバシー侵害への懸念などが論点となる。

 18日の質疑で石破茂首相は、法案について「通信の秘密を尊重する枠組みが設けられており、引き続き丁寧に説明し理解を頂けるように努める」と答弁した。野党側は、政府による通信情報の収集・分析など運用状況について国会報告の内容の拡充などを求める構えだ。法案は、来週の参院内閣委員会で実質的な審議に入る見通し。

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