道頓堀で開かれたイベントに参加したミャクミャク=2024年10月13日、大阪市北区、林敏行撮影

 能登半島地震の被災地の子どもらを大阪・関西万博に無料招待する事業をすすめている大阪府が21日、事業実施のための寄付が予想以上に集まったとして、520人程度を追加で募集すると発表した。当初目標の5倍超の子どもらを招待する。

  • 加藤シゲアキさんら呼びかけ 能登支援の掌編小説集「あえのがたり」

 ふるさと納税や企業からの寄付総額は、目標としていた3千万円を大きく上回り、20日時点で約1億7千万円に到達。当初は160人の招待を目標としていたが、一次募集で当選した321人に加えて、今回の追加募集で計840人程度を招待できることになった。

 対象は石川県の輪島市、珠洲市、穴水町、能登町の小学5・6年生、中学生とその保護者で、保護者1人につき子ども3人まで。

 当選者は7月下旬から8月中旬ごろ、2泊3日の日程で万博会場やユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどを訪れる大阪観光に招待する。入場券代や宿泊費、交通費などが無料になる。追加募集の受け付けは23日から6月5日までの予定。

 大阪府の吉村洋文知事は21日の会見で、「寄付がなかったら成り立たない事業だ。多くのご寄付をいただいたことに感謝申し上げる」と語った。

共有
Exit mobile version