「加賀屋」の新旅館の完成予想図=加賀屋提供

 元日の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県七尾市の旅館「加賀屋」は25日、2026年冬に営業を再開すると発表した。被災した現在の4棟(全233室)は再建せず、敷地内の別の場所に、新しく5階建ての新館を建てるとしている。

 加賀屋は、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」のおもてなし部門で何度も日本一に輝き、同市の和倉温泉の中で最も知名度がある旅館。被災後から和倉温泉にあるグループの別の3旅館を含めて休業している。

 発表によると、加賀屋の新館は、部屋数を約50部屋と4分の1に減らし、全部屋に露天や半露天風呂をつける。設計は建築家の隈研吾氏に依頼した。建設費は今後変動する可能性があるとして公表していない。

 広報担当者は「個人客や家族…

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