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【動画】能登半島地震で発生した輪島市内の火災=富山県消防防災航空隊提供

 昨年元日の石川県庁6階。能登半島地震の発生から約2時間半。災害対策本部員会議の部屋の大画面モニターに、炎上する輪島市の朝市通りが映し出された。リアルタイムで電送したのは、富山県消防防災航空隊のヘリコプターだった。

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石川県庁での災害対策本部員会議で、富山県消防防災航空隊が撮影した火災の様子がモニターに映し出された=石川県公式チャンネルから

 大地震や集中豪雨などの災害が起きたとき、行政の災害対策の第1は被災状況の把握だ。だが、昨年元日の午後4時10分、最大震度7を観測した能登半島は、三方を海に囲まれた半島特有の地形で、道路が寸断され、陸路は阻まれた。しかも、まもなく日没となった。

 総務省消防庁によると、消防防災航空隊は沖縄を除く全国に55ある。だが、あの日、北陸3県で映像を撮影・電送するシステムを備え、夜間飛行ができるのは富山だけだった。

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能登上空への夜間飛行訓練から戻って来た富山県消防防災航空隊のヘリコプター=2025年3月10日午後6時38分、富山空港、朝倉義統撮影

 消防庁から緊急消防援助隊と…

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