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石川県珠洲市内に建設される復旧作業員向け宿舎の完成イメージ=エステックホールディングス提供

 能登半島地震やその後の豪雨で甚大な被害が発生した石川県珠洲市の復旧を加速させようと、県建設業協会などは、復旧作業員向けの宿泊施設を珠洲市内に設ける。来年1月までに96室を準備する予定だ。

 建設するのは、同協会のほか、珠洲建設業協会、不動産業「エステックホールディングス」(金沢市)の3団体。同社によると、同市上戸町の休耕田約2800平方メートルに、木造平屋のプレハブ宿舎を建設する。

 11月中旬までに48室が完成し、残りは来年1月に完成する予定。作業員が長期にわたって活動できるよう、滞在期限は設定しないという。

 個室にはベッドやエアコンなどが用意され、個室とは別に共用シャワー室や作業員の交流スペースがある。市内の弁当業者が朝食と夕食を提供する。管理人は地元から雇用する方針だ。

作業員の多くは金沢などから「通い」

 珠洲建設業協会によると、同…

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