能登半島の最北にある石川県珠洲市の小中学校の子どもたちが、オリジナルのガチャガチャを考案した。元日の能登半島地震を経て、児童・生徒は23人から5人に。ガチャの容器に詰めたのは、大好きな地元の海の貝殻やシーグラスで手作りした小物の数々だ。
同市の道の駅すずなりで13日午前、販売が始まった。1個500円。
ガチャを手がけた市立大谷小中学校の子どもたちが、そろいの法被で「ガチャ、回していってください」と呼びかける。
用意した約70個が1時間半ほどで完売。県外から「応援したくて」と駆け付けた人たちもいた。
最上級の9年(中学3年)の川端駿介さん(15)は「思ったよりずっとたくさんの人が来てくれてうれしい。地震から半年以上がたって、関心も薄れてきていると思う。改めて被害があったことを知ってもらい、復興に向けた取り組みをしていることも伝えたい」と話した。
山と海に囲まれた大谷地区は…