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「ポーチとピロティ、ストックヤード」の一場面=2025年7月13日午後3時14分、愛媛県四国中央市、宮沢崇志撮影
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 高校演劇最大の舞台は、夏の全国高校演劇大会だ。全国高校総合文化祭(総文祭)の演劇部門を兼ねて開かれ、都道府県やブロックを勝ち抜いた12校が出場する。この大会で初の3年連続最優秀賞に挑む学校がある。

 徳島県立城東高演劇部は13日、愛媛県四国中央市のステージに立った。演じたのは全国大会出場を決めている演目「ポーチとピロティ、ストックヤード」だ。

 城東高は2023年に「21人いる!」、24年は「その50分」を演じ、全国大会で2年連続の最優秀賞を獲得。今年の「ポーチ…」も合わせ、今年3月まで同校の教諭で顧問だった吉田晃弘さん(49)が脚本を手がけた。

 「ポーチ…」の舞台上に設置されるのは廃虚のような建物。そこは、ごみ捨て場を通じて文化祭当日の学校とつながっている。

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