脱毛大手ミュゼプラチナム、突然の休業から1カ月 再開は6月めど

　脱毛大手「ミュゼプラチナム」の突然の休業から1カ月が経った。当初は21日に営業を再開するとしていたが、18日になって再開のめどを6月1日に延期することを公表。給与の未払いも起きている。

　同社は3月、同22日～4月20日の全店舗の休業を発表した。「国内優良企業による資金支援が決定したため」だとし、休業によって「財務・運営両面での再構築をより確実に行うことで、当社のサービスをこれからもお客様に安心してご利用いただけるようにする」と説明していた。

　3月28日には「経営権に関する裁判結果について」と題するお知らせをホームページに掲載。「前会長らが首謀して会社経営を44日間妨害されていたが、東京地裁に申し立て、経営権を回復した」という趣旨の内容だった。

　同31日にはそれを受け、取締役全員を交代して経営を立て直すことをホームページで表明。4月18日には、休業期間の延長とともに、「収益の回復とともに、社員への未払い給与の支給および債権者の弁済についても、誠実に対応する」とのコメントを出していた。

　ホームページによると、全国に168店舗あり、運営会社の従業員は3275人。