3日の4軍戦で実戦復帰したソフトバンクの生海=熊本市内

 背番号154が、復活への一歩を踏み出した。

 昨年1月の自主練習中に頭部に打球が当たり、脳挫傷と診断された福岡ソフトバンクホークスの育成選手、生海(いくみ)(甲斐生海)が3日、約1年半ぶりに実戦復帰を果たした。

 4軍と九州アジアリーグの火の国サラマンダーズとの試合が熊本市のリブワーク藤崎台であり、24歳の外野手は「6番・指名打者」で出場した。

 「生海、おかえり!」

 二回の打席。観客席から声援が聞こえ、これまでの野球人生で経験したことがない感情が芽生えた。

 「なんか震えるというか。打…

共有
Exit mobile version