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厚生労働省

 脳死による臓器提供者(ドナー)になる可能性がある患者の家族への説明や、同意取得を担うコーディネーターを増やすため、厚生労働省は新しい認定制度を導入する。今は日本臓器移植ネットワーク(JOT)のコーディネーターだけが担っており、同意取得を担う人材を増やし、臓器提供を円滑に進める狙いがある。

 厚労省の専門委員会が4日、認定制度などを了承した。厚労省は今年度中に認定制度を始めたいとしている。

 脳死判定前の「脳死とされうる状態」と診断された患者の家族は、希望すればJOTのコーディネーターから臓器提供の説明を受けられる。同意すれば、提供に向けて法的な脳死判定に進む。

 脳死の人からの臓器提供は眼…

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