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宮城県

 宮城県教育委員会は18日、仙台教育事務所管内の小学校で学級担任をしていた女性講師の「臨時免許状」(臨免)が失効していたと発表した。失効して2カ月以上が過ぎて発覚し、女性講師は失職。学校は19日に保護者説明会を開くという。

 臨免は、正規の教員免許状を持たない人に3年の期限付きで発行される。教員不足が深刻化する中、臨免で教える教員は各地で増えている。

 今回の女性講師は、育児休業に入る教員の代わりとして今年4月1日に採用された。期間は11月15日までだったが、臨免の有効期限は7月18日までだった。

 通常なら仙台教育事務所や教委側が更新手続きを促す必要があったが怠っており、10月9日になって同事務所が期限切れに気づいたという。

 一方、県教委は、臨免が失効した7月19日以降の授業については「適切に実施されている」とし、補講などを実施する予定はないとしている。

 県教委は仙台市立をのぞく県内市町村立学校と県立学校で教えている講師の臨免の有効期限を緊急点検したが、ほかに失効していた事例はなかったとしている。(中島嘉克)

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