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宮崎県門川町のふるさと納税返礼品の一つ、からすみ=町提供
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 まちの返礼品を知ってふるさと納税PRをよろしく――。宮崎県門川町が5月、人気の返礼品を集めた初の展示即売会を開く。

 ふるさと納税は制度上、自分の住むまち(住民登録している自治体)に寄付しても返礼品をもらえないので、品ぞろえを知らない住民が多い。ならば、実物を味わってもらい、おいしさを印象づけ、寄付を呼び込むエンジンになってもらおう。そんな作戦だ。

 門川町は宮崎県北部の日向灘に面した人口1万6千人余の港町。返礼品は、2024年度末で477種類。63の事業者が提供している。からすみや鶏肉が人気で、寄付額は24年度、約8億円で、増加傾向だ。

 町にとっては貴重な財源で、事業者も潤い、関係人口増加にもつながるため、上積みを目指したいところ。だが、自治体間の獲得競争は年々激しさを増している。

 そこで町は、町民の発信力に賭けることにした。即売会では、返礼品の中でもランキング上位の現物をずらっと並べる。試食も設ける。「リアル」の迫力を押し出し、口コミやSNSで町外に住む知人や親族に広めてもらう。それが寄付につながれば。そんな絵を描く。

 5月11日午前10時~午後4時、旧西門川小中学校グラウンドで開く。町内の12事業者が唐揚げや緑茶、からすみ、ハモなどを出す。問い合わせは町地域振興課(0982・63・1140 内線2223)。

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