自民党は31日、参院選大敗の要因を検証する「総括委員会」の初会合を党本部で開いた。地方組織や外部の有識者から聞き取りをした上で、8月中をめどに報告書をとりまとめる。
森山裕幹事長をトップに、小野寺五典政調会長や木原誠二選挙対策委員長らが出席した。森山氏は「改めることをはばからず、国民政党として多くの信任をいただけるよう党一丸となって取り組みたい」とあいさつした。
党内では参院選の結果を受け、石破茂首相(党総裁)や森山氏の辞任を求める声が噴出している。首相は続投の意向を示しているが、森山氏は28日の両院議員懇談会で、「(総括委員会の)報告書がまとまった段階で、幹事長としての自らの責任については明らかにしたい」と辞任を示唆している。