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総合経済対策の合意文書に署名し、写真撮影に臨む自民党の小野寺五典(中央)、公明党の岡本三成(右)、国民民主党の浜口誠(左)の各政調会長=2024年11月20日午後2時41分、国会内、岩下毅撮影

 石破政権が進める総合経済対策について、自民、公明、国民民主3党による合意が成立した。少数与党になった自公が国民民主に譲る形の政策決定は、今後の先例になる可能性がある。3党協議は常に決裂する危うさをはらむ一方、「譲歩なくして合意なし」という力関係が一致点を見いだすための努力にもつながっている。

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 5回目の3党政調会長会談で総合経済対策の合意にこぎ着けた20日、自民の小野寺五典政調会長は「だいぶ苦労しました」と記者団に話しつつ安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 3党の政調会長会談は、第2次石破内閣発足から一夜明けた12日にスタート。与党は当初、国民民主が強く主張してきた所得税がかかり始める「年収103万円の壁」の引き上げや、「ガソリン減税」に踏み込まないような形で経済対策を取りまとめようと動いた。

 当然、国民民主は首を縦に振…

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