自民党の森山裕幹事長は7日の記者会見で、選択的夫婦別姓制度について、党の「氏制度のあり方に関する検討ワーキングチーム(WT)」での議論を再開すると明らかにした。公明党から与党間協議の場を設置するよう求められていた。
自民内では「家族の一体感が失われる」「旧姓の通称使用の拡大で対処すべきだ」など慎重意見も多い。昨年7月、早期導入を求める経済界の声に押される形で3年ぶりにWTを開いたが、その後に党総裁選や衆院選があり、中断していた。
公明の斉藤鉄夫代表は昨年12月、石破茂首相に対し、与党実務者協議の開始を申し入れていた。森山氏は再開時期について、「できるだけ早く」と述べた。