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石川県警本部=金沢市

 7月に投開票があった参院選で、金沢市選挙管理委員会の委員にもかかわらず選挙運動をしたとして、県警が、元市議の松村理治委員(75)を公職選挙法違反(特定公務員の選挙運動の禁止)の疑いで金沢地検に書類送検していたことが21日、捜査関係者らへの取材でわかった。容疑を認めているといい、20日に選管委員を辞職した。

 捜査関係者らによると、7月に市内であった自民現職候補の街頭演説で、集まった多数の有権者に「候補をよろしくお願いします」と呼びかけた疑いがある。

 公選法では、選管委員の選挙運動を禁止している。2023年12月から委員を務めていた。

 市選管の木梨松嗣委員長は取材に対し「このような事態になり誠に遺憾」と話した。市選管によると、20日付で退職願を提出し、同日受理されたという。

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