両院議員懇談会のため自民党本部に入る石破茂首相=2025年7月28日午後3時27分、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影

 自民党は28日午後3時31分、参院選での大敗を受けて、党所属国会議員全員が参加できる両院議員懇談会を党本部で始めた。石破茂首相(党総裁)が出席している。

 石破首相の続投方針に党内の反発が強まっており、執行部の責任を問う厳しい意見が相次ぐことが予想される。

 党内では意見交換にとどまる「懇談会」ではなく、議決権がある両院議員「総会」の開催を求めて首相に退陣圧力をかける動きも広がる。中堅・若手議員を中心に総会の開催を求める署名集めが進み、すでに開催要求に必要な党所属国会議員の3分の1を上回っている。懇談会での進退をめぐる首相の発言を踏まえ、署名の提出を判断する。

首相、参院選大敗は「深く心からおわびを申し上げます」

 石破茂首相(党総裁)が冒頭、発言した。

 参院選の大敗について「深く心からおわびを申し上げます」と述べた。その上で、日米関税交渉の合意に触れ「確実に実行に移されるよう、私どもとしては最大限の努力をしていかなければならない」と発言。「国家国民に対して、決して政治空白を生むことがないよう、責任を果たしてまいりたい」と改めて続投の意向を示した。

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