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自民党埼玉県連の総務会終了後、記者の質問に答える神尾高善総務会長(中央)=2025年9月6日午後3時24分、さいたま市浦和区高砂、宮島昌英撮影

 自民党総裁選の前倒しをめぐり埼玉県連は6日、総務会を開き、前倒しを要求することを全会一致で決めた。党本部に対して「総裁選の実施を求める」とする書面をメールで通知する。

 総務会には県内選出の国会議員や県議ら12人が出席。6人が委任状を提出した。神尾高善総務会長によると、会議では2人が発言。いずれも前倒しを求める意見だったという。

 このほか、総裁選実施の際は、党員投票を含む形で開催するよう求めることも、全会一致で決定した。

 神尾会長は、昨年の衆院選の際に、裏金問題で非公認にした候補側へ2千万円の活動費を支給していたことに触れ、「埼玉県連では衆院選後にも幹事長更迭を求める意見を出している。まだその時の責任も取られておらず、役職としての責任を取って欲しい」と述べた。

 県連は7月の参院選の結果を受け、党執行部人事の刷新と総裁選の実施を求める申入書を党本部に提出していた。

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