大阪府

 自民党大阪府連が、党本部から2022年に受け取った交付金1千万円を、政治資金収支報告書に記載していなかったことが分かった。府連は1月29日に府選挙管理委員会に訂正を届け出た。

 府連と収支報告書によると、記載していなかったのは、2022年4月25日に党本部から府連へ振り込まれた「支部交付金」。会計責任者の男性は府連の聞き取りに、「同月に政党助成金を扱う別の口座にも1千万円の振り込みがあり混同、誤認した」と説明しているという。1月28日付で前田和彦幹事長から口頭で厳重注意したという。

 また、これとは別に、20年に新幹線代の払い戻しによって生じた1120円分の不記載もあったという。

 自民の政治資金をめぐっては、派閥の裏金問題や、東京都議会の会派による裏金づくりが発覚している。府連は朝日新聞の取材に、政治資金について自民党が国民の不信を招いているとした上で、「このような事務的ミスがあったことは遺憾で、今後再発しないようしていきたい」とした。

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