神奈川県

 自民党神奈川県連は5日、次期衆院選に立候補を予定している神奈川4区の山本朋広・元防衛副大臣(49)と9区の中山展宏・元国交副大臣(56)について、比例南関東ブロックの重複候補から外して党本部に公認申請することを決めた。県連幹部が明らかにした。最終的に党本部が判断することになるという。

 衆院選では、小選挙区の候補者が比例代表に重複立候補すると、小選挙区で敗れても惜敗率によっては比例代表で復活当選できる仕組み。山本氏は4区で4回連続、中山氏は9区で5回連続で小選挙区で敗れ、ともに4回連続復活当選している。

 党の規定では、2回続けて復活当選すると次は原則、重複立候補は認められない。県連幹部によると、両氏からは前回2021年の衆院選後に支部長に決める際に比例代表に重複立候補しないことの了解を得たという。県連幹部は「小選挙区で一度も勝っていないのは大きい。地元からの相談もなかった」と話す。

 このほか、これまで重複立候補をしてこなかった県連会長の小泉進次郎・選対委員長のほか、党の「73歳定年制」の対象になる1区の松本純・元国家公安委員長(74)と2区の菅義偉・副総裁(75)、10区の田中和徳・元復興相(75)、20区の甘利明・元幹事長(75)も重複の申請をしないという。

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