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興福寺の境内=2021年、奈良市、岡田匠撮影

 世界遺産となっている奈良市の興福寺は4日、中金堂、東金堂、国宝館の拝観料を来年4月1日からそれぞれ値上げすると発表した。「近年の物価高騰と人件費の上昇などのため」としている。

 中金堂は小学生のみ100円から200円に上げ、大人500円や中高生300円は据え置きとする。東金堂は大人が300円から500円、中高生が200円から300円、小学生が100円から200円になる。国宝の阿修羅像などを展示する国宝館は大人を700円から900円、中高生600円から800円、小学生300円から500円にする。

 団体料金や障害者料金も個人料金に準じて値上げされ、駐車場の料金も乗用車が1回1千円から2千円に、バスが3時間3千円から2時間3千円になる。

 また、東金堂と国宝館の2カ所共通券(大人900円ほか)を廃止し、中金堂も含めた3カ所共通券(大人1600円、中高生1100円、小学生600円)が新設される。(今井邦彦)

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