北円堂へ慎重に運ばれる弥勒如来坐像=2025年3月27日、奈良市登大路町、今井邦彦撮影 奈良市・興福寺北円堂の本尊、弥勒如来坐像(ざぞう)(国宝、鎌倉時代)が修理を終え、およそ9カ月ぶりに堂内に戻った。本体は約40年ぶり、光背や台座は約90年ぶりの修理となった。 像高141・9センチの弥勒如来坐像は、鎌倉時代の仏師・運慶(?~1223)の晩年の作。平安時代末に平家の南都焼き打ちで焼失した北円堂が1210年ごろに再建された際、その本尊として制作されたとみられる。 3時間かけて 昨年6月から、奈良国立博物…