東京の夏の風物詩・隅田川花火大会が26日夜、あった。猛暑となった都心の夜空を、2万発の花火が彩った。
都や地元などでつくる実行委員会が主催。浅草や東京スカイツリーに近い隅田川に浮かべた2隻の台船から、次々と花火が打ち上げられた。
東京スカイツリーはこの日、634メートルの高さにちなんで「天望デッキフロア」で、634人限定の特別営業を開催。約32倍の倍率となった抽選販売で当選した人々が、眼下に広がる花火を楽しんだ。
板橋区から姉妹と訪れた末永健人さん(23)は、スカイツリーに上ったのはこの日が初めて。「東京の景色ってこんなに広いんだと思った。花火は下からしか見たことがなかったけど、上からでもすごくきれいで感動しました」と喜んでいた。
人出は約93万人(主催者発表)で、昨年を約2万人上回った。