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破産手続きに入った船井電機の本社=2024年10月25日、大阪府大東市、朝日放送テレビヘリから、林敏行撮影

 破産手続きの開始決定を受けたAV機器メーカー・船井電機の、親会社である「FUNAI GROUP」(旧船井電機・ホールディングス)について、債権者が破産を申し立て、東京地裁が保全管理命令を出したことが3日、分かった。会社は財産を自由に管理・処分できなくなる。

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 同命令は、破産の申し立てから手続き開始決定までの間に、会社の財産の確保のために特に必要のある場合などに出される。命令は11月21日付。保全管理人には竹山拓弁護士(飯沼総合法律事務所)が選任されている。

 親会社に対して債権を持つ船井電機の、破産管財人を務める片山英二弁護士が、同社の名前で申し立てていた。2024年3月末時点での負債額は約258億9200万円。

 船井電機・ホールディングス…

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