一力遼名人(28)への挑戦権をトップ棋士9人が争う第50期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は21日、最終ラウンド全4局が一斉に打たれ、首位に6勝2敗の4者が並んだ。決着はリーグ序列上位の芝野虎丸十段(25)と井山裕太王座(36)によるプレーオフに持ち越された。
6勝1敗で単独首位だった井山が敗れ、2敗を守った芝野と許家元九段(27)、6勝2敗ですでに全対局を終えている福岡航太朗七段(19)に並ばれた。プレーオフは序列の上位2人で争われるため、1位の芝野と3位の井山が24日に決着をつけることになった。
リーグ陥落は山下敬吾九段(46)、村川大介九段(34)、関航太郎九段(23)、広瀬優一七段(23)。来期は予選から出場し、リーグ復帰をめざす。