往路最長の2区(21・1キロ)は恵まれた気象条件のもと、エース同士の激しい競り合いが繰り広げられたため、好記録が続出した。97回大会(2021年)でイェゴン・ビンセント(東京国際大)がマークした1時間5分49秒の区間記録を今大会では3人が上回った。
14位でたすきを受けた東京国際大のリチャード・エティーリ(2年)が12人抜きの快走を見せ、ビンセントの区間記録を18秒更新する1時間5分31秒をマーク。さらに、創価大の吉田響(4年)が14人抜きで1時間5分43秒、青学大の黒田朝日(3年)が7人抜きで1時間5分44秒を記録。これまで1時間5分台で走った選手はビンセントと相沢晃(東洋大、96回)しかいなかったことから、いかにハイレベルな争いだったかが分かる。
序盤から飛ばし、チームを2位に押し上げたエティーリは「とてもタフなレースだったがベストを尽くした。チームに貢献できて良かった」。
18位でたすきを受け、4位…