第107回高校野球選手権埼玉大会は、4回戦に臨む32校が出そろい、有力校がぶつかるカードが目白押しだ。1校しか手にできない甲子園出場をかけた熱闘の注目ポイントを紹介する。
決勝カード再び
昌平は、昨夏の決勝戦で延長タイブレークの3時間35分の激戦の末に敗れた花咲徳栄と対戦。雪辱を誓う。
快進撃続くか
今春の県大会の王者・浦和学院を破り、台風の目になった滑川総合のエースは左腕投手の石井。対する強豪・浦和実も変則左腕の石戸を擁する。同じ軟投派の投手対決を制すのは、どちらか。
夏に勝つのは
埼玉平成はシードの松山との顔合わせ。今春の県大会2回戦で1点差の惜敗だった相手との再戦だ。
シード撃破の勢い
今春16強の川口工を3安打に封じてシード校撃破の西武文理。左右のエース伊藤、木部の強力投手陣で川越を抑え込めるか。
昨夏のリベンジ
細田学園の相手は叡明。関東大会に初出場して流れに乗る相手に勝利し、昨夏は阻まれた16強入りを目指す。
公立の強者
公立で唯一、今春4強の市川越は、昨夏4強の春日部共栄と対戦。エース右腕の玉井と捕手の玉野を中心とした堅守で、5回戦進出を狙う。