梅の花がちらほら咲き始めた庭を楽しみながら、上七軒の舞妓(まいこ)らの接待を受ける人たち=2025年2月25日午前10時52分、京都市上京区、新井義顕撮影

 梅の名所・北野天満宮(京都市上京区)で25日、祭神・菅原道真(845~903)の遺徳をしのぶ「梅花祭」があった。境内の約50種1500本の梅が咲き始めた中、地元の花街・上七軒の芸妓(げいこ)・舞妓(まいこ)らによる華やかな野だても開かれた。

梅の花が少し咲き始めた庭を楽しみながら、上七軒の芸舞妓(げいまいこ)らの接待を受ける人たち=2025年2月25日午前10時39分、京都市上京区、新井義顕撮影

 「学問の神」で知られる道真は梅を愛したという。祭りは道真の命日に行われ、900年以上の歴史があると伝わる。北野天満宮で最も重要な神事の一つだ。茶会は、豊臣秀吉が催した北野大茶湯にちなむ。

梅花祭で献茶をする上七軒の芸舞妓(げいまいこ)=2025年2月25日午前9時15分、京都市上京区、新井義顕撮影

 埼玉県から訪れた女性は「日本っていいなあ。梅がこれから咲くのも楽しみです」と話した。天満宮によると、梅は寒波の影響などで3月初旬から中旬が見ごろになりそうという。

作法を確認しながらお茶を楽しむ人たち=2025年2月25日午前11時2分、京都市上京区、新井義顕撮影
梅花祭野点大茶湯で、上七軒の芸舞妓(げいまいこ)らの接待を受ける参加者ら=2025年2月25日午前11時4分、京都市上京区、新井義顕撮影
梅花祭野点大茶湯で、上七軒の芸舞妓(げいまいこ)らの接待を受ける参加者。梅の花はほとんど咲いていなかった=2025年2月25日午前11時13分、京都市上京区、新井義顕撮影

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