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ロンドンにあるイングランド銀行の本店=AP

 英国の中央銀行にあたるイングランド銀行(BOE)は6日、政策金利を0.25%幅引き下げ、4.5%にすると発表した。利下げは昨年11月以来、2会合ぶり。物価高が落ち着きを見せており、BOEは今年、さらなる引き下げを検討する。

 英国の昨年12月の消費者物価上昇率は前年比2.5%。ピーク時の11.1%(2022年10月)からは大きく低下し、24年4月以降はBOEが掲げる目標の「2%」に近い上昇率で推移している。BOEは今回利下げをしても、中長期的にインフレを抑制できると判断した。

 一方、欧州中央銀行(ECB)は1月末、4会合連続となる0.25%幅の利下げを決めており、現在の預金金利は2.75%。BOEは今年中に残り7回の会合を控えており、今後はどこまで利下げをするかが焦点になる。

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