英国のスターマー首相は5日、大規模な内閣改造を行った。アンジェラ・レイナー副首相（45）がこの日、納税をめぐるスキャンダルで辞任し、変革が必要だと判断した。ただ、支持率が上向く兆候はなく、厳しい政権運営は今後も続く。
レイナー氏の後任には外相を務めていたデービッド・ラミー氏（53）が就き、司法相も兼務する。新たな外相はイベット・クーパー内相（56）、内相はシャバナ・マフムード司法相（44）がそれぞれ横滑りして就任した。財務相や国防相に変更はない。
レイナー氏の疑惑は先月28日、英紙テレグラフが報道。英南部ホーブのマンションを5月に80万ポンド（約1億6千万円）で購入した際、本来必要な税金よりも4万ポンド少なく支払ったという内容で、レイナー氏も今月3日にそれを認めた。
レイナー氏は住宅・コミュニ…
