茨城空港(茨城県小美玉市)と韓国の定期便が15日、6年ぶりに復活する。昨年末から運航が始まったチャーター便は韓国での旺盛なゴルフ熱に支えられ、ゴルフ客を中心に搭乗率が8割弱と好調だった。定期便への格上げに伴い、今後は「ゴルフだけじゃない」観光戦略が課題となる。

 「ビックリする数字。オフシーズンにもかかわらず、こんなにたくさんのゴルファーが来るとは思わなかった」

 ゴルフコースであるマナゴルフクラブ(常陸大宮市)の橋本誠一支配人は驚きを隠さない。

韓国からのインバウンド客増加をうけて、マナゴルフクラブのフロントでは韓国語の表示を用意した=2025年5月1日、茨城県常陸大宮市、羽賀和紀撮影

「潤ったのはゴルフ場だけ」

 韓国の格安航空会社(LCC)エアロKは昨年12月、茨城空港と韓国・清州(チョンジュ)を結ぶチャーター便の運航を始めた。直後からマナは韓国からのゴルファーでにぎわいを見せ始めたという。

 例年1~3月はゴルフのオフ…

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