自民党「政治刷新本部」初会合を終え、会議室を出る菅義偉前首相(中央)=2024年1月11日、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影
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 自民党の裏金事件による世論の逆風がやまない中、党内から公然と岸田文雄首相に速やかな退陣を求める声があがった。

 4日の党横浜市連の定期大会。会長の佐藤茂市議が「現在の党の支持率は危機的。2009年の政権交代に匹敵する」とした上で、「問題に終止符を打つため、政治資金規正法改正案成立のめどがついた今、トップの総裁自らが責任を取り、身を引く苦渋の決断をして頂きたい」と首相に退陣を迫るあいさつを行った。

 佐藤氏はその上で「総裁選で大胆な計画と政治刷新を進められる強いリーダーシップの取れる新進気鋭の総裁を選び、変革の証しを国民に示さなければならない」と訴えた。

 党幹部が地方に出向いて党員…

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