神奈川県葉山町の新たなクリーンセンターの建設工事が遅れ、逗子、鎌倉両市に影響が及んでいる。2市1町はごみ処理で広域連携しており、玉突きで計画の遅れや追加の費用が生じている。
新たな葉山町クリーンセンターには、生ごみを堆肥(たいひ)化処理する施設をつくり、現在、逗子市のごみ処理施設で焼却処分されている逗子市と葉山町の可燃ごみ年間約1万5千トンのうち、生ごみ約3200トン分を処理する計画だ。
2月末までに完成、3月に本格稼働する予定だったが、工事を受注した共和化工(東京)が一時期、下請け業者を確保できなくなったなどとして完成は7月末、本格稼働は8月以降に延期される見通しに。
葉山町は予定通り3月から生ごみの分別収集を始めたものの、センター稼働まで民間施設で処理することとなり、月480万円の費用が生じている。
物価高で工事費増額の要望も
また、共和化工からは事業費…