Smiley face
写真・図版
笑顔で撮影に応じる藤井聡太名人=2024年5月27日午後9時14分、北海道紋別市、相場郁朗撮影

 第52回将棋大賞(日本将棋連盟主催)の選考会が1日、東京都渋谷区の将棋会館で開かれ、藤井聡太名人・竜王(22)=王位・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=が5年連続5回目の最優秀棋士賞に選ばれた。5年連続の最優秀棋士賞は羽生善治九段(第20~24回、第26~30回、第35~39回)に並ぶ史上最多タイとなった。

 2024年度の成績を対象に棋戦主催新聞社の担当記者らが選考した。叡王のタイトルを失ったものの、七冠の防衛などを果たした藤井名人が満場一致で選出された。

 優秀棋士賞は初めて藤井名人をタイトル戦で破った伊藤匠叡王(22)が満票で受賞した。

 敢闘賞は永瀬拓矢九段(32)と丸山忠久九段(54)で決選投票となったが、7票対6票で永瀬九段の受賞となった。その他の受賞者は以下の通り。

 ▽新人賞=岡部怜央五段▽最優秀女流棋士賞=福間香奈女流五冠▽優秀女流棋士賞=西山朋佳女流三冠▽東京将棋記者会賞=青野照市九段▽升田幸三賞=佐藤天彦九段(▲6六角型向かい飛車)▽名局賞=第9期叡王戦五番勝負第5局(藤井聡太叡王―伊藤匠七段)▽名局賞特別賞=第74回NHK杯本戦トーナメント準決勝・藤井聡太名人・竜王―増田康宏八段▽女流名局賞=第4期白玲戦七番勝負第1局(西山朋佳白玲―福間香奈女流五冠)

共有