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同門の丸山忠久九段(左)と木村一基九段が解説を担った=名古屋市港区のポートメッセなごや

 第18回朝日杯将棋オープン戦名古屋対局(朝日新聞主催)の2日目、藤井聡太名人・竜王に敗れた阿久津主税八段と、服部慎一郎六段に敗れた丸山忠久九段が恒例の「敗者による解説」を担った。藤井名人が長考に沈んだタイミングで2人は登場。名古屋市港区のポートメッセなごやの大盤解説会場を盛り上げた。

 解説の相手役を務めたのは、いずれも木村一基九段。まずは兄弟子の丸山九段に「お昼、2人前食べたということですが」と切り込んだ。丸山九段は「結局ちょっと残しちゃったんで、1.8人前ぐらいなんですけど」と照れ笑いを浮かべた。

 藤井名人の手が止まっているなかで、木村九段は丸山九段の代名詞「一手損角換わり」について尋ねた。「なぜ一手損角換わりを指すんですか」

 丸山九段は「全部研究すると…

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