栃木県栃木市議会は25日、虚偽の理由で会議を欠席して観光旅行に行ったなどとして、公明党所属の古沢ちい子副議長(63)に対する問責決議案を賛成多数で可決した。決議によると、古沢氏は昨年8月2日の市議会の会議について、「栃木うづまライオンズクラブの事業に参加する」と届け出て欠席したが、事業は予定されておらず、新潟県長岡市の花火大会に行っていた。また、今年2月の民生常任委員会では当時、副委員長の立場であったにもかかわらず、陳情者の意見陳述の場で途中退席した。決議ではいずれも「議員の政治倫理にもとる行為」とした。古沢氏は26日付で副議長を辞任した。