インタビューに応える川上修哉さん=2025年6月25日、新潟県新発田市

 4月2日、春休みのことだった。新潟県立新発田(しばた)農業高校3年の川上修哉さんは、所属する野球部の練習を終え、家路をたどって高校から800メートルほど離れたJR新発田駅(新潟県新発田市)へ向かっていた。

 駅前ロータリーにさしかかったところで、男性が倒れているのが目に飛び込んできた。うつぶせで、顔から出血している。

 川上さんは駆け寄り「大丈夫ですか。持病はお持ちですか」と声をかけた。男性から持病があると聞くと、さらに「かかりつけの病院はどちらですか」と尋ねた。

集まった1年生に「気遣い」も

 同じ野球部の1年生が通りか…

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