自民党東京都連は次期衆院選の東京15区に、NPO法人理事長の大空幸星(こうき)氏(25)を擁立する方針を固めた。東京15区は、柿沢未途前衆院議員(自民を離党)が江東区長選をめぐる公職選挙法違反事件で辞職し、有罪が確定。自民は4月にあった補選では候補者を擁立できず、今回は公募で候補者の選考を進めていた。
都連幹部によると、公募は17日まで実施。複数の応募があるなか、20代と若く、「しがらみもない」として大空氏に絞り込んだという。
大空氏は、オンラインのチャット機能で孤独や孤立を感じる人からの相談を受け付けるNPO法人「あなたのいばしょ」(港区)の理事長を務める。大空氏は朝日新聞の取材に「いまは公認の手続き中で、答えられない」と話した。
4月の補選では、立憲民主党の酒井菜摘氏(38)が初当選した。東京15区には大空氏と酒井氏のほか、共産党新顔の小堤東氏(35)らが立候補に向けて準備している。(松田果穂)