衆院選が15日に公示され、27日の投開票に向けた選挙戦が始まる。大都市・東京の衆院選は、その時々の民意の「風」で与野党の獲得議席が大きく動いてきた。政権の継続か、交代か――。専門家も民意の行方を注視する。
いまから15年前となる2009年の衆院選は、民主党（当時）が全国で議席を伸ばし、政権交代を実現させた。なかでも都内25選挙区は民主が1議席から21議席へと大躍進。自民党は23議席から4議席と大幅に減らし、劇的な変化となった。
一方で、3年後の12年衆院選は自民が都内の小選挙区の議席を21に増やし、オセロのように議席をひっくり返して政権奪還を果たした。自民は続く14年も22議席と圧勝だった。
17年衆院選では、直前に誕…
