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統計

 内閣府が9日発表した5月の景気ウォッチャー調査の結果は、景気の現状判断を示す指数が前月より1.8ポイント高い44.4になり、5カ月ぶりに上向いた。先行き判断の指数も6カ月ぶりに上昇。食品の物価高やトランプ関税による街角の景況感の悪化が、やや落ち着いてきたようだ。

 調査期間は5月25~31日。現状判断では、野菜の値下がりで「購買状況はある程度良好」になった(九州のスーパー)との見方や、トランプ関税の影響で様子見状態だった消費者が「ここにきて落ち着きを取り戻し、通常にもどっている」(北関東の百貨店)といった見方が示されている。

 先行きについては、夏のボー…

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