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日本被団協代表理事の金本弘さん=2024年12月4日、愛知県庁、国方萌乃撮影

 大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会は28日、ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の金本弘代表理事(80)による講演を8月12日に実施すると発表した。「いのち」をテーマに掲げ、158カ国・地域が参加する万博から、核兵器の恐ろしさや平和への願いを発信する。

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 同日に開く「平和と人権」をテーマにしたプログラム内のトークセッションで金本さんが基調講演する。金本さんは生後9カ月のとき、広島で被爆。15歳の姉に背負われ、がれきの下敷きになり、命の危険にさらされた経験がある。

 この日の万博協会の会見で、高科淳副事務総長は「戦争被害者である立場から、平和がいかに大切かということを発信していただきたい」と話した。

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