チャリティー上映会を発案した「銘酒の裕多加」の熊田理恵さん=札幌市北区
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 能登半島地震で被災した酒蔵を支援するため、札幌市の酒店などが映画のチャリティー上映会を企画した。収益金は全て、石川県酒造組合連合会に寄付するという。

 上映するのは、ドキュメンタリー映画「一献の系譜」(2015年公開)。「能登杜氏(とうじ)」の伝統的な酒造りに迫った作品だ。

 発起人で「銘酒の裕多加(ゆたか)」(札幌市北区)代表の熊田理恵さんによると、震災で全壊・半壊した日本酒の酒蔵は11蔵ある。「酒屋として、被災地のためにできることはないか」と考えていたところ、「一献の系譜」の石井かほり監督が「復興のために上映権をほぼ無償で提供する」と訴えていることを知ったという。

 「この映画を見て日本酒の文化を知り、共に支援して応援していきましょう」(熊田さん)

 上映会は14日の▽15時▽18時半――の2部制で、さっぽろ創世スクエア札幌市民交流プラザ3階(中央区北1条西1丁目)。定員は各回250人、料金2千円。当日は石川県のお酒の販売など、チャリティーのための物販もある。問い合わせはメール(sapporo.noto@gmail.com)か、銘酒の裕多加(011・716・5174)の熊田さんへ。(原知恵子)

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