江戸時代に活躍した裏千家の6代家元・六閑斎(りっかんさい)(1694~1726)の300回忌法要と10代家元・認得斎(にんとくさい)(1770~1826)の200回忌法要が26日、大徳寺の塔頭(たっちゅう)・聚光院(京都市北区)で営まれた。関係者ら約120人が参列した。
聚光院は千利休の菩提(ぼだい)寺で知られ、表千家、裏千家、武者小路千家の三千家の歴代の墓所でもある。法要では千宗室(そうしつ)家元による「御茶湯の儀」などが執り行われ、先人の遺徳をしのんだ。
裏千家では前家元の玄室さんが8月14日に亡くなった。宗室さんは「(今回の法要に)出席するつもりでした。今ごろあの世から手を合わせていると思います」と話した。