鹿児島県西之表市の市長選が26日、告示された。同市の無人島・馬毛島では、米軍機訓練移転を伴う自衛隊基地建設が進んで2年が経過。人手不足など市民生活にも影響が出る中、市長選は現職と新顔計6人が立候補する混戦となっている。
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馬毛島は種子島の沖合約10キロにあり、島の大半を基地にする工事は2023年1月に始まった。飲食店など地域経済は活気づき、市は23年度から毎年度約20億円の米軍再編交付金を受ける。一方、人口約1万4千人の同市周辺に工事関係者ら約5千人(昨年末時点)が押し寄せた結果、家賃高騰や地場産業から工事関連業への人材流出などが起きている。
同市長選は前々回2017年…