ロシアのプーチン大統領が19日、24年ぶりに北朝鮮を訪問しました。金正恩(キムジョンウン)総書記との間で、新たな軍事協力についての合意も結ばれました。防衛研究所の兵頭慎治研究幹事は、ロシアは西側の兵器による自国領内への攻撃を防ぐため、北朝鮮との軍事協力を示唆したのだと指摘します。
――プーチン氏が6月に訪朝した理由は何でしょうか。
欧州では今月、ノルマンディー上陸作戦80周年の記念行事が開かれました。バイデン米大統領も出席し、ロシアを除く旧連合国陣営が結束を示しました。イタリアで主要7カ国首脳会議(G7サミット)が行われ、スイスでは、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席して「平和サミット」が開かれました。ロシアは、こうした欧米諸国の外交攻勢に反応しています。
また、欧米諸国は5月末から…